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インテリアの基本

 

以前料理のきほんについて書きましたが、今日は私が思うインテリアの基本についてです。

 私は建築とかインテリアデザインが好きで、こちらで売っている写真がきれいなインテリア雑誌(殆どがスペインのもの)をよく買って眺めていて、100冊以上貯まっていました。しばらくコレクション的に引っ越しの度に持って行き、またこの雑誌自体もインテリアアイテムとして使っていたのですが、コロンビアからメキシコに引っ越した時に捨ててしまいました。もうたっぷり目の肥やしにさせてもらったし、頭に入っているからいいかなと思って。

私が思うインテリアの基本は二つあって、一つは色をそろえることです。

私の場合は、青と黄色が好きなので、この色や組み合わせをテーマカラーにするようにしています。上の写真は今住んでいるうちの玄関先にあるのですが、この青い瓶はもうずいぶん昔にエクアドルで買い集めたものです。インテリア雑誌は捨てましたが、この瓶はスーツケースに入れて持ってきました。手前に置いてある花は造花ですが、こうして黄色でアクセントをつけると、それだけで私の好きな空間になります。

最近は布のカーテンではなく、すっきりロールスクリーンを使う方が普通になってきて、布のカーテンはむしろ古くさい感じがしてきましたが、布製を使っていた時はいつも青と黄色でまとめていました。

またちょっとした飾り物なども、下の写真のような感じのものにいつも目が魅かれて買っていましたし、青いガラスの果物鉢に黄色いレモンを盛ってテーブルに飾ったりもしています。

 

部屋がごちゃごちゃしてまとまりがなく見えるのは、その時々でお店で「あ、素敵」とか「わぁ、可愛い」と思って買ってしまうものに一貫性がなくて、そういうもので部屋が重くなってしまうからのようです。インテリア雑誌をみると、部屋がすっきりしていますが、モノが沢山置いていないだけでなくて、色使いが統一されているからなのですね。

また色だけでなくて、収納などは、同じ入れ物や容器を沢山使うのもコツだと思います。

例えば台所で、色んな種類の色んな形のタッパーがごちゃごちゃ積み上げられてていて、戸棚のドアを開けるとがらがらっと落ちてきて、もうウンザリといった顔の奥さんに、こんなタッパーならお悩み解決!という感じの、米国のテレフォンショッピングがありました。

タッパー自体は別に何の変哲もないのですが、同じ形で同じ色の沢山の容器に料理の残りや保存食などを入れて、冷蔵庫に重ねて並べたり、空のタッパーを全部きれいに重ねて小スペースで収納する場面が出てきます。それを見るとまるで収納のプロのようにすっきり見えて、追い打ちをかけるように「今電話すれば10個でxxドル!」とか言われると、決して高くはないので買おうかしらと思うのですが、それを見ていて気が付きました。

うちのバスルームは、収納部分に扉がなくて見せる収納になっているのですが、へたしたらごちゃごちゃになって見栄えが悪くなるところ、スーパーですごく安いカゴを5つ買って、こんな風に置いてみました。カゴの中はごちゃごちゃしていますが、すっきり見えると思いませんか? 

また上のタオルは、コストコでホテルなどの業務用みたいな白いバスタオルとフェイスタオルを沢山買って置いたものです。今までいろんな色や柄のタオルを持っていたのですが、そういうのは雑巾にして、この白いタオルで統一しました。また今はタオルだけでなくて、息子のTシャツ類もこういう風に丸めて、どこにどのシャツがあるか見えるように、また出しやすいように、収納しています。

パスタやお米、豆なども、以前は思い付きで買ったレトロな柄のブリキ缶とか、一貫性のない容器に入れていましたが、全部同じガラスの密封容器に入れて戸棚に並べたら、それだけでインテリア雑誌に出てくるような感じになりました。お試しください。100円ショップで売ってるような安いものでも、同じものを沢山使うだけで、スッキリ感とオシャレ感倍増です。

 

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