スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

12月, 2020の投稿を表示しています

コロナでたるんだトイレットペーパー

スーパーでトイレットペーパーやキッチンペーパーを買う時は、値段よりも、パッケージを棚から引き出して、ロールの中央の空洞部分を比較します。以前、安いキッチンペーパーの 3 ロールセットを買っていたのですが、あっという間になくなってしょっちゅう買い足す必要がありました。そしてそれで気が付いたのですが、中の空洞部分が大きかったのですね。 ちょっと、空気を買ってるんじゃないわよ、と思ってそれ以後は、空洞部分がなるべく小さな良心的なものを買うようにしています。 トイレットペーパーも、棚に並んだ商品を真横から見て、一見ロールのサイズが大きくてお得感があっても、そういうのに限って中の空洞部分も大きく、やはりすぐなくなってしまいます。なのでロールのサイズは小さく見えても、中の空洞部分の大きまでしっかりチェックして、買うようになりました。 コロンビアでは、チリのメーカーの Elite ブランドのトイレットペーパーで、 DUO というのがあって、下の写真でわかるように、中の空洞部分に携帯用の小ロールが詰まっていました。 充実感満々で、他のブランドより多少値段は高くても、ずっと利用価値があります。メキシコではこれを見かけないので、ひたすら、あってもいいから空洞部分が小さいものを探すしかないのですが、昨日トイレで気が付いたことがあります。 1 ヵ月程前に買ったトイレットペーパーの巻きが、どうもいつもより緩んでいるようなのです。巻きが緩いということは、その分 1 ロールに使う紙の量が少なくなるので、トイレットペーパーメーカーが、機械の調節を微妙に変えて、儲けようとしているのではないでしょうか。トイレットペーパーは必需品なので、コロナの影響で経営困難になるとは考えにくいですが、コロナ便乗のコスト削減なのかと、疑心暗鬼です。 これからは、トイレットペーパーもキッチンペーパーも、中の空洞部分の大きさだけでなく、巻き具合までチェックしないといけなくなりそうです。

通りの名前

私がこれまでに住んだラテン系の国の街では、コロンビアを除いて通りに名前がついていて、これはとても便利でした。例えばタクシーに乗って運転手さんに行き先を告げる時に、日本だと昔は(今も?)、町名と番地情報だけで運転手さんが分からない時は、大通りや目印になる建物などを言って、そこから右に曲がれ左に曲がれと指示しないといけないので、行ったことのない場所に行く場合は大変です。外国人だったらどうするんだろうと、自分が外国人生活をしているので、つい心配になってしまいます。 こちらだと、運転手さんは大抵、街中の全ての通りの名前を知っているので、「○○通りの、 xx 通りと△△通りの間」と説明すれば、 Google Map がなくても、ちゃんと目的地に到着します。 コロンビアの 首都のボゴタはもっと便利で、全ての通りには、名前ではなくて数字があてがわれていました。基本的には碁盤の目になっているので、南北に走る通りと東西に走る通りと別々に、大統領府がある街のへその部分から順番に 1,2,3,4….. となっているのです。これだと、別にタクシーに乗る時だけでなく、南北の○○番で東西の XX 番と言えば、ここから何ブロック離れているかも分かるので、距離感もつかめます。ただ通りの名前が数字だと、何だか情緒はない気もします。 大きな都市だと、膨大な数の通りに名前をつけるのは大変ですが、エクアドルの首都キトでは、国の名前をつけた通りがあって、私はスウェーデン通りとフィンランド通の角に住んでいました。たしかキトではこういう風に、地理上の位置関係とあまり乖離はなかったのですが、今住んでいるメキシコの街の住宅地では、全ての通りに国名がつけられていますが、地理上の位置関係とは全然関係ない並べ方がされています。日本通りとルーマニア通りが公差していたり、ケニア通りの裏にハンガリー通りがあったりするのですが、なまじ実際の地理上の位置と同じにすると、混乱するかもしれないからでしょうか。 チリでも通りに、先住民族も含めたチリの歴史上の人物の名前や、地名などの名前がついていましたが、驚いたのは、どの地方都市に行っても、同じ名前の通りで埋まっていることです。並べ方は多少違うものの、いかにも新大陸の入植地というイメージでした。昔米国のワシントンを訪れた時に、地下鉄の駅がどこも全く同じデザインの同じ様相で、駅