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11月, 2020の投稿を表示しています

2タイプの男性上司

アメリカの大統領で、オバマ前大統領とトランプ(前)大統領程、違いが顕著な大統領はあまり思い浮かびません。この直近の両大統領のお陰で私は、アメリカの共和党と民主党の違いがやっと理解できたような気もします。物腰からして全然違いますが、この二人を見てもう一つ再確認したのは、娘しかいない男性と、息子しかいない男性の違いです。オバマ前大統領は娘が二人で、息子はいません。トランプ大統領は娘も息子もいるのでちょっと例外ですが、私の中では、オバマ前大統領は典型的な娘しかいないパパ、トランプ大統領は息子しかいないパパのタイプです。 大学を卒業して会社勤めをするようになって、男性上司に 2 タイプあるような気がしていました。女子社員にやたら厳しい上司と、優しい上司です。そして、皆がそうというわけではないのですが、娘しかいない男性や、娘がいる男性は、総じて女性社員に優しめの気がします。そして娘がいない男性は、多分若い女性の扱いがわからないからだと思いますが、男性社員と分け隔てなく厳しいようです。たまに、息子しかいないのに女性社員に優しい男性上司がいますが、どこかで若い女性の扱いを覚えているのではないか、ということまで分かったりします。 これは、女性も同じではないでしょうか。 これも皆が皆そうというわけではありませんが、息子しかいない母親は何となく、「私は男の子を生んだのよ」というような、どこか自信に満ちた物腰です。逆に娘しかいない女性は、女性らしく少しはかなげですらあるような感じです。 そして、マイホームとか旅行ツアーの宣伝に出てくるような娘も息子もいる父親や母親は、何となくバランスがとれた感じでしょうか。そしてこれは日本だけでなく、私の経験では海外でも同じです。 そう思いませんか?

メキシコのスポーツジム

確かコロナが始まって、真っ先に閉鎖・休業を、国によっては強要、あるいは勧告されたのは、飲食店とスポーツジムではなかったでしょうか。コロナはまだ続いていますが、レストランは満席にはなりませんが開業しており、スポーツジムも使えるようになりました。私はスポーツジムに通ったことはなく、コロンビアでは自走式のルームランナーを買って家でウォーキングに使っていましたが、息子がジムに通いたいと言い出したので、一緒に見学に行きました。 スポーツジムと言えば、コロンビアでは街中至るとことにあった印象です。コロンビア人は男も女もお洒落なので、男性は筋肉づくりに励み、女性は整形手術に励んでいました。コロンビアで勤めていた会社はビジネス街にあったので、仕事帰りの時間帯は、会社勤めの男女で一杯でした。メキシコではジムはコロンビア程ない印象ですが、ジムで鍛えたような男性は時々見かけます。いわゆるマッチョですね。 「男の子と物理」 のところで男と女の違いを書きましたが、女性が豊胸したいように、男性は筋肉をつけたいようです。そして頑張って筋肉をつけた男性は決まって、寒くても半袖とか薄着で仕事場にも現れます。   家から車で 8 分程のショッピングモールの近くに、大きなスポーツジムがあり、今日はそこを見に行きました。こんなジムでトレーニングマシーンもいっぱいあります。 予約制で、トレーニングはマスク着用でするようになっており、お掃除のおばさんがマシーンを消毒して回っていたので、安心と言えば安心ですね。   プールやサウナもあって、インストラクターもおり、今なら入会金なし、ということで、息子は早速入会しました。目的は筋トレです。初月は、同伴者は無料で 1 ヵ月使えるキャンペーンもしているので、私も 12 月だけ試しに通ってみようかと思っていますが、私は勿論筋トレではありません。車通勤で運動不足なので、足を鍛えるのが目的ですが、本当はジムで汗かくよりも、公園を歩いたりジョギングしたりする方が、健康的な気はします。   日曜の午前中に行ったので、ジムは殆どガラガラでしたが、朝の時間だったからでしょうか、 50 ~ 60 代くらいの年配の男女がパラパラいました。男性だけか若い子だけかと思って行ったのでちょっと驚きですが、これだったら私も違和感なく行けるかしらと思いました。プールの方も年

秋の陽だまり

私の好きな、「秋の陽だまり」という題名のアルゼンチン映画があります。 1996 年制作なのでもう旧い映画なのですが、主役の男女が二人とも、他にも色々な映画に出演している私が好きな俳優です。原題は、 Sol de otoño ( 英語で Autum n sun) なので、「秋の太陽」かもしれませんが、私的には「陽だまり」です。中年(初老?)の男女の恋物語で、人生の秋に訪れた小春日和みたいな感じでしょうか。   これまで住んだ国で四季があったのは、日本とスペイン、チリと、メキシコです。日本やスペインでは、陽だまりとか日向ぼっことかは特に好きではなかったのですが、四季がないエクアドルからチリに移った最初の冬はとても寒くて、午後に寝室に長く入ってくる日差しを浴びながら、猫みたいにウトウトするのが好きでした。今住んでいるメキシコでは、昼間は外気はそれ程気温が下がらないので、庭に出て、日向に座ってぼーっとするのが好きです。日差しは強いので、ぬるい温泉につかっているような心地よさです。そしてこうして日向ぼっこするたびに、「秋の陽だまり」の映画を想い出しています。   昔から思っていたのですが、例えばロサンゼルスなどはまさに若者の街で、若くないか、年がいっていても元気はつらつでないと、なんだか居心地が悪いイメージです。コロンビアもそんな感じでしょうか。一方アルゼンチンのブエノスアイレスなどは、大人の街というイメージがあります。中年を過ぎた素敵な女性がサマになり、 むしろ若い女の子などは浮いてしまいそうです。なので若い頃から、ブエノスアイレスが似合うような大人の女性になりたい、年を取ったらブエノスアイレスに住みたいとずっと思っていました。実際今もう「秋の陽だまり」の主人公と同じくらいの年齢になっていると思いますが、自分の中で「大人」の定義がはっきりしていないせいか、まだ、憧れていた素敵な女性になるには程遠いような気もしています。 こんな映画です。   この女優さんは他の映画でも、いつもどことなく可愛らしい女性を演じていて、歳をとっても(もう歳とってますが。。)こんな女性になれたらいいなと、思っています。  

料理のアクセント

西洋のお漬物といえばピクルスで、ハンバーガーなどについてきますが、酸っぱくてあまり好きではない人もいるのではないでしょうか。私は日本のお漬物、特に京都のしば漬けが好きですが、漬物が手に入らない海外では、漬物代わりにオリーブをつまみます。特にオリーブの種を抜いてアンチョビを詰めたものが好きで、ワインを少しだけたしなむ時は、このオリーブと美味しいチーズとパリパリのバゲットだけでも、贅沢な気分になります。 オリーブを調理に使うことは殆どありませんが、ケッパーを、料理のアクセンとして時々使います。上の写真のもので、お洒落なレストランでスモークサーモンを頼むと、スライスした玉ねぎと一緒についてくるやつです。実のようですが実ではなく、地中海原産の木の花の小さなつぼみを酢漬けにしたもので、ピクルスよりも味わいがあります。しその実のような感じでしょうか。淡白な魚料理には欠かせないアクセント素材で、魚介類が豊富なチリではレストランでよく出てきましたが、家庭料理ではあまり見かけませんでした。コロンビアでは、アヒアコという家庭料理があって、じゃがいものポタージュに鶏肉をほぐして入れたものなのですが、味が淡白なので、ケッパーとクリームを添えるのが正式な食べ方です。   失敗して少し塩気が足りない料理は、後から塩を追加しても美味しくないので、私はこのケッパーを刻んで入れて、調整するのに使います。塩気だけでなくて香りもついてくるので、ばっちりです。ツナにケッパーを刻んで混ぜて、マヨネーズで和えて醤油を少したらしたものを白いご飯に混ぜて、海苔と一緒に食べることもあります。ジャガイモ料理も淡白になりがちなので、ケッパーを少し使うこともあります。冷蔵庫にひと瓶あると、料理もちょっとグルメ風になって重宝する食材ですね。   料理のアクセントと言えば、野菜サラダには、小さめの皮つきのピーナツとか、下の写真のようなカボチャの種や、小さなプレッツェル、アーモンドを刻んだものなんかを少し上にかけます。今勤めている会社の従業員用の給食屋さんは、ファミリービジネスでレストランもやっているお洒落な女性がオーナーなのですが、彼女に教わりました。こういうものをサラダに入れると、歯ごたえが良いアクセントになって、野菜も食べやすくなるとのことです。確かにそんな感じで、それに普通のサラダもちょっとグルメ風

夜明けの不思議

「夜明け前」 のところで書きましたが、今勤めている会社は朝 7 時始まりなので、 5 時に目覚ましをかけて、 6 時のまだ暗いうちに家を出ます。 私はスマホを目覚まし時計代わりにしているので、枕元のナイトテーブルにおいているのですが、アラームをとめてまずチェックするのが、お天気アプリです。自分が今住んでいる街と、これまでに住んだ日本、スペイン、エクアドル、チリ、コロンビアの街の天気と気温が表示されるようにしているのですが、今寒いかどうかが一番気になるからです。今日の場合だと、私が住んでいる街の最高気温は 27 ℃、最低気温は 4 ℃となっていて、一番気温が低くなるのはまさに、私が起きて会社に行く時間です。気温が低い時は、冷えたバスルームにいきなり出て風邪をひかないように、ベッドからでてすぐガウンを羽織る必要があります。   このお天気アプリは、日の出の時間と日没時間も表示されるのですが、最近は日の出の時間が 7 時になっています。が、 6 時過ぎに家を出る時はまだ暗くて月も輝いて見えますが、会社に着く 6 時半ごろに近づくとだんだん夜が明けてくる感じです。こんな道を走っているのですが、前方が明るくなり始めています。 6 時 45 分くらいになるともう明るくなっている感じなのですが、この「日の出の時間」というのは、何をもって決めているんだろうと、ふと疑問に思いました。 地平線が見えるところでない限り、太陽はたいてい山や丘陵の向こうから出てくるのですが、完全に太陽の姿が見えるようになる時間が、日の出時間とみなされるのでしょうか。でもその前から太陽の光で明るくなってくるので、私の中では日の出はもう少し早い時間です。   冬の夜明けと言えば、夜明けよりもっと早い暗い時間に、列車の物悲しい汽笛の音が聞こえることがあります。気温が低くなると遠くの音が聞こえやすくなるかららしいのですが、線路はかなり離れたところのはずなのに聞こえることがあって、これを聞くとああ冬だなと思います。   一番上の写真は、コロンビアのビーチに行って朝早く起きて撮った朝陽です。やっぱり朝は、こんなトロピカルな朝がいいなぁ。

北欧暮らし

ブログもどきをしている割にはあまり他の人のブログを読まないのですが、時間がある時は、 YouTube のいわゆる Vlog を観るようになりました。やはり海外生活系とか田舎暮らし系とかが多いのですが、その中で最近、北欧暮らし系のものにはまっています。北欧と言うのはラテン系の世界の対極にあるイメージなので、私にとっては異国情緒があるんですね。 北欧と言えばスウェーデン、フィンランド、ノルウェーで、その位置関係は把握していますが、文化の違いとかは殆ど知りません。そういう日本人は多いと思いますが、コロンビアとベネズエラやチリ、コスタリカの位置関係があやふやで、文化の違いも知らないという人の方が、もっと多いのではないでしょうか。   息子が 2 年前に、父方の親戚と一緒にロシアのワールドカップ観戦に行って、その帰りに腹違いのお兄さんが住んでいるスウェーデンに 2 週間程滞在しました。そのお兄さんは 75 %ラテン系、私の息子は 50% ラテン系です。北欧人といえばラテン系の人のように大騒ぎせず、乱雑でもなく、家族の結束も固くないイメージなので、ラテン系の人が北欧に住むのはつらいんじゃないかと思っていましたが、そのお兄さんはもうかれこれ 5 年以上、結構気に入って住んでいるようです。ラテン系といっても、おじいさんがドイツ人なので、そのせいもあるのでしょうか。 息子曰くは、スウェーデン人は、当地のように道で知らない人に声をかけたり何かを聞いたりすると、怖がって逃げるとか。これはちょっと大げさだと思いますが、ラテン系の人には、そういう印象をあたえるようです。またこちらの人のようにガヤガヤ喋るのは、酔った時だけらしいので、北欧の人が当地に来たら、皆酔っ払っているんじゃないかと思うのではないでしょうか。 私がラテン系の国にずっと長く住んでいられるのは、自分の性格がラテン系で違和感がないから、というわけでもないと、自分では思っています。こちらに住んでいると、自分はああ日本人だなぁと思うことがよくあるので、ラテン系にはなりきれません。当地には親戚もいないし家族も息子だけなので、皆のように週末は家族で集うということはなく、人付き合いもあまりなく、北欧人のようにひっそり暮らしています。ただひっそり暮らしていても、通りに出れば人が沢山いるし、公園で知らない人から話しかけられるこ

昔の自分に会いに行く

NY に住む私と同じ年代の、シングルママでシンプルに暮らしている日本人女性の YouTube チャンネルが最近お気に入り で、投稿されるたびに視聴しているのですが、その方が、今一番会ってみたい人を紹介していました。それは、「昔の小さかった頃の自分」だそうです。会って、将来の自分だと言ったらがっかりするかもしれないけれど、夢いっぱいだった少女の自分を抱きしめてあげたい、みたいなことが書かれていて、ちょっぴり涙ぐんでしまいました。 昔の小さかった頃の自分というのは、いくつになっても、童心に返って何かをするときにふっと出てきます。例えば恐竜展で、肩車している小さな息子よりも興奮して、「ほら、すごい、すごいよ」とか言っている若いパパなんかですね。 でも普通は、年を重ねるごとに、知恵や色々な習慣や考え方なんかが、服を何枚も重ねるように、小さい自分をどんどん覆って大人になっていくので、自分の中にいる無垢な自分が見えなくなってしまうか、意識の外にいるようです。   昨晩はとても強い風が吹いていて、今朝庭に出てみたら 「一夜明けて」 のところで書いた花が、また沢山落ちていました。その前から落ちていた花はもう茶色く変色して落ち葉のようになっていたのですが、少しまだ色がきれいで光沢もある花を拾ってみました。こんな花です。 花というか、実を覆っている殻のようですが、紙風船の紙のように薄くて、まだ木の上の方で 鈴なりになっている花は、風が吹くとカサカサと鳴ります。落ちた花を踏むと、クシャっと落ち葉よりも繊細な音で崩れていくのですが、そうやって庭で花を拾ったり踏んだりしていて、幼かった頃の自分を思い出しました。あら、会うのは久しぶりね、なんて思いながら青空を見上げたら、白い雲が沢山浮いていて、小さな私がやっぱり小さな妹と一緒に寝転がって、形が色々変わる雲を見ながら、あれは犬のかたち、あれは怪獣、とかお喋りしていた、時間がゆっくり流れていた日々も思い出しました。昔の私は、どこかに行ってしまったんじゃなくて、ちゃんと私の中にいてくれたんですね。   もう少し大きくなった私は、カナダのプリンスエドワード島を舞台にした「赤毛のアン」の本を夢中で読んでいました。何巻もある本の文字でイメージを膨らまして、赤毛のアンの生活に憧れて、いつか海外に住むんだと思うようになったので、今の私の原点は

気球が降る街

今日 11 月 16 日の月曜はメキシコ革命記念日で祭日なので 3 連休なのですが、毎年この 3 連休には私が住んでいる街で、国際気球フェスティバルが開催されます。 2002 年に始まったこのフェスティバルでは、世界中から 200 個以上の気球が集まってとても綺麗なのですが、オリンピックさえ中止になるコロナ年に開催されるわけがなく、今年は中止です。毎年こんな感じで密になりますから。 ただ今年はバーチャルで、インターネットで世界中から見れるという触れ込みだったので、開催される公園には入れなくても外から見れると思ったのですが、昨日日曜は、去年沢山見れた時間に公園の外を通りましたが影も形もありませんでした。でも最終日の今日なら、と思って、 6 時半気球打ち上げ、とプログラムに書かれていた時間に起きて寝室のブラインドを開けたら、こんな朝日が。 向かいの家がなければ、この窓からでも気球が昇るところが見えるのですが、早速車を出して、もっと上の方の、気球を飛ばす公園が見渡せる場所に向かいます。通りに出ると、沢山の車が、私と同じ方向に走っていきます。やっぱり今日こそは気球が見えるのかな、早く行かねばと心が躍ったのですが、見渡せる場所に行くと車はこんなに沢山停まって人も集まっていましたが、気球はやはり影も形もありません。 気球は朝の気温が低い時でないと昇らないので、この時間になければ待てば出てくるというものではありません。せっかく休日に早起きしたのに残念。私が住んでいる住宅地の中にある、シーフード レストランのエビさんにご挨拶して、帰ります。 去年はこの同じ道で家に帰る途中で、住宅地に流れ込んできた気球を幾つか見れたので、その写真をご紹介しておきます。 こんな近くからも見えました。 極めつけは、以前も紹介した、空き地に不時着したこれ↓↓↓です。 遠くからだとこんな風に見えるはずだったのですが、来年は見れるのでしょうか。

消えたプロポリスと、クリスマス前の野菜

  「今日の収穫と、ラテンの帽子イロイロ」 のところで書いた、 8 月にスーパーで見つけたマヤ産のプロポリスが、先々週くらいから影も形もありません。いずれなくなるだろうと予想していたので、毎週スーパーに行くたびにチェックしていたのですが、いつも 15 個くらい並んでいました。あるうちに買いだめしておいた方がいいかなぁとは思いつつ、いつも減りが少ないので、買っている人はあまりいないだろうと安心していたのですが、ある日突然、残っていた分まですっかり消えてしまいました。プロポリスと一緒に売られていた、同じメーカーの蜂蜜も、なくなっています。   いつも置いてあった棚とその周辺だけでなく、別の通路の方まで見に行ったのですが、見つかりませんでした。朝早く行ったので、商品を棚に並べていた店員さんに聞いてみましたが、知らないとのこと。がっかりです。せめて、売れ残っていた分くらい残してくれればよいものを、全部撤去されていました。売れ残りは、メーカーさんに引き取ってもらったのでしょうか、別のお店に転売したのでしょうか。なのでまた、自然食品のお店で買う安いプロポリス復活ですが、こちらのプロポリスもある日突然品切れになることがあります。ある時に多めに買ってあったので、今とりあえず 5 本ありますが、 3 本くらいになったらまた 5 本くらい買っておかないと、と思っています。   プロポリスとは関係ないのですが、また、なくなる訳ではないのですが、エクアドルに住んでいた時に、市場で買うジャガイモやニンジンなどが、この時期、クリスマスに近づくにつれてだんだんサイズが小さくなるのに気が付いたことがあります。エクアドルは四季がなく一年中同じ気温で雨が降るか降らないかので、旬とかそういうのではないだろうと思っていたのですが、ある日ああそうかと思ったことがあります。 エクアドルでは、ホームケア製品やパーソナルケア製品、その他雑貨類はスーパーで買って、野菜や肉などの生鮮食料品は、市場で買っていました。 こんな感じの市場です。 スーパーで売っている、農薬を使って大量生産されているような、どれも同じ大きさの野菜よりも、形はいびつでも収穫したてで美味しい気がしていたからなのですが、クリスマスが近づくにつれて売られている野菜のサイズが小さくなるのは、そういう市場の野菜でした。ある日、駐車場に

不可解な犬

昨年末に生まれて、 1 ヵ月半くらいブリーダーさんのところで躾けられた柴犬を、今年の 2 月から飼っています。コロンビアに住んでいた時は猫を 2 匹飼っていましたが、犬を飼うのは初めてです。メキシコでは柴犬は、日本人が多いせいかいることはいますが殆ど見かけず、散歩に連れて行くとよくメキシコ人から、「かわいいわねぇ」とか「キツネみたい」とか、「何ていう種類の犬なの?」とか声をかけられます。犬通の人とか、映画の「 HACHI 約束の犬」を観た人だと、「 AKITA ? 」と聞かれることもあります。   私は、 「旅する猫」 でも書きましたが、猫系なので、猫の行動とか気持ちは何となく分かるのですが、犬はよく分かりません。家の犬は、私よりも、今年 3 月からずっと学校もオンライン授業の息子と一緒にいる時間の方が長いせいか、息子の方によくなついているみたいで、最近コロナも少し収まって外出するようになった息子の帰りを、上の写真のようにじっと待っているようになりました。見ていて何だかかわいそうです。猫だったらこんな待ち方はしないで、寝ながら待ったり、何か自分のことをしながら待っていてくれるので、待たれる方も気が楽です。 私が飼っていた猫は、駐車場に私が車を入れる音がすると私だというのがわかるらしく、車の音がしただけでドアに駆けていく、とお手伝いさんが教えてくれました。でも私がドアを開けると、「あ、お帰り」という感じで、別に犬のように飛びついてくるでもなく、すり寄ってくるでもなく、安心したように居間の方にいってしまいます。でもそういう行動心理は、何となく分かるのですね。   今飼っている柴犬は、やたらモノを噛んだり、壁を削ったりする以外は特に問題なく、殆ど吠えません。ただ朝早く家を出る私の気配を感じて吠えることはあるので、もし泥棒とか入ってきたら、吠えてくれるんだと思います。 今住んでいる家は傾斜地に建てられているので、造りが少し変わっていて、 4 階建てになっています。車庫は通りに面していて、車庫と同じ階に玄関があるのですが、玄関を入ってすぐがリビングで、階段を上るとダイニングとキッチンと、その同じ階に庭があります。そしてまた階段をあがったところに私の寝室があって、そこからまた階段を上がった最上階に、息子の部屋と犬の部屋があります。 広い家ではないのです

おいしい食事のコツ

前に、おいしい料理を作る為の 料理のきほん について書きましたが、今回は、食事をおいしく食べるためのきほんについてです。私は週日は、贅沢と思われるかもしれませんが、これまでずっとお手伝いさんに毎日来てもらって、掃除と料理もしてもらってきました。別に毎日でなくても良いのですが、フルに働きたい人が多いので、週に 2 ~ 3 日だけ来てくれる人を探すのはむしろ困難です。ただ、毎日家中掃除をしてもらうわけではなく、月・木曜はバスルームとトイレ、火・金曜はリビングとダイニング、水曜は寝室と庭と車庫、アイロンがけを週 2 回という感じで、お料理とキッチンの掃除を毎日してもらっても、半日で終わる仕事です。なので、別のところで掛け持ちで働いて稼いでいたお手伝いさんもいました。 当地では、 お手伝いさん考 のところでも書きましたが、中流家庭でもお手伝いさんを雇うところが多いので、あまり贅沢をしているという意識はありません。 お料理は、お手伝いさんにやってもらうとその国の家庭料理を作ってもらえるので、これまで住んだ国のそれぞれで、レストランではなく普通の家庭で普段食べている料理をたのしむことができ、また作り方を教わったりもしました。お昼は、私は外食かちょっとしたお弁当、息子は学校の給食だったので、基本的に夕食用の料理を作ってもらっていました。チリとコロンビアではお手伝いさんは午後に来ていたので、帰宅する頃に料理が出来上がっていたのですが、メキシコのお手伝いさんは午前中に来ていたので、作った料理をタッパーに入れて冷蔵庫に保存して、夜にそれを温めて食べていました。   メキシコと言えばメキシコ料理。メキシコでは家庭料理もさぞや美味しいだろうとかなり期待していたのですが、う~ん、いまいち、なのですね。それでも、日本のワーキングマザーには本当に頭が上がらないのですが、自分で毎日仕事から帰ってきて料理するのはしんどから、まあいいかと思っていたのですが、実は 2 週間前から毎晩自分で作るようになりました。 というのは、3 ヵ月くらい前に替えた新しいお手伝いさんの無断欠勤が続いて、紹介してくれた人に調べてもらったら、どうやら昔アル中だったらしく、ずっと長いこと治っていたのが最近親戚の集まりでお酒を飲んでぶり返してしまったらしいのです。なんでもありのメキシコですが、もともとこのお手伝いさん