スキップしてメイン コンテンツに移動

夜明けの不思議

「夜明け前」のところで書きましたが、今勤めている会社は朝7時始まりなので、5時に目覚ましをかけて、6時のまだ暗いうちに家を出ます。

私はスマホを目覚まし時計代わりにしているので、枕元のナイトテーブルにおいているのですが、アラームをとめてまずチェックするのが、お天気アプリです。自分が今住んでいる街と、これまでに住んだ日本、スペイン、エクアドル、チリ、コロンビアの街の天気と気温が表示されるようにしているのですが、今寒いかどうかが一番気になるからです。今日の場合だと、私が住んでいる街の最高気温は27℃、最低気温は4℃となっていて、一番気温が低くなるのはまさに、私が起きて会社に行く時間です。気温が低い時は、冷えたバスルームにいきなり出て風邪をひかないように、ベッドからでてすぐガウンを羽織る必要があります。

 

このお天気アプリは、日の出の時間と日没時間も表示されるのですが、最近は日の出の時間が7時になっています。が、6時過ぎに家を出る時はまだ暗くて月も輝いて見えますが、会社に着く6時半ごろに近づくとだんだん夜が明けてくる感じです。こんな道を走っているのですが、前方が明るくなり始めています。

645分くらいになるともう明るくなっている感じなのですが、この「日の出の時間」というのは、何をもって決めているんだろうと、ふと疑問に思いました。

地平線が見えるところでない限り、太陽はたいてい山や丘陵の向こうから出てくるのですが、完全に太陽の姿が見えるようになる時間が、日の出時間とみなされるのでしょうか。でもその前から太陽の光で明るくなってくるので、私の中では日の出はもう少し早い時間です。

 

冬の夜明けと言えば、夜明けよりもっと早い暗い時間に、列車の物悲しい汽笛の音が聞こえることがあります。気温が低くなると遠くの音が聞こえやすくなるかららしいのですが、線路はかなり離れたところのはずなのに聞こえることがあって、これを聞くとああ冬だなと思います。

 一番上の写真は、コロンビアのビーチに行って朝早く起きて撮った朝陽です。やっぱり朝は、こんなトロピカルな朝がいいなぁ。


ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント

このブログの人気の投稿

9月は独立記念日

土曜日はお買い物ブログにしようと先週書いてしまったので、今日はプレッシャーを感じながらいつものスーパーに行ったら、独立記念日コーナーが出来ていました。 9 月 16 日は、メキシコで最大の行事と言っても良い独立記念日です。 15 日の夜は前夜祭で、メキシコシティの国立宮殿と大聖堂の前の憲法広場に何万人もの人が集まって、コンサートなどのイベントがあり、その後 23 時に国立宮殿のバルコニーに大統領が現れて「ビバ・メヒコ(メキシコ万歳)!」と叫び、メキシコ中が盛り上がります。なので、 9 月に入るとメキシコの国旗が街のあちこちで見られるようになり、お店では、メキシコの旗の赤、白、緑を使った飾りつけを始めます。 しかし今年は何と言ってもコロナなので、何万人もの人が広場に集まるなど、集団自殺行為に等しいのではないでしょうか。メキシコシティの市長(女性)は、今年はこの行事はシンボリックにだけ行うと言っていますので、イルミネーションと花火などはするものの、広場の入場制限をするのだと思います。通常各州でもそれぞれの州都で前夜祭があるのですが、今年は殆どの州でキャンセルが発表されています。 ただ大統領は、「ビバ・メヒコ」はやる、と言っていますが当然でしょう。群衆を前に「メキシコ万歳!」と叫んで、広場一杯の国民(外人観光客も多いですが)が歓喜して叫ぶのをバルコニーから見下ろすのは、昔の王様みたいで、大統領冥利に尽きるどころではなく、陶酔してしまいそうです。このためだけに大統領になりたいと思う人も、いるのではないでしょうか。今年は、群衆を前にはしないと思いますが、もしそれでも大統領の権限で群衆を集めてやってしまったら、ビバ・メヒコがよくてなんでオリンピックがダメなの?と、とても不公平に思えてしまいます。 スーパーの独立記念日コーナー付近では、先週買った メスカル・オレンジ入りチポトレソース と同じブランドの、「ウコン・ハバネロ唐辛子入りマンゴ―のマーマレード」というのがあって、また思わず買ってしまいました。上の写真(左)です。早速ちょっと舐めてみたら、ハバネロ唐辛子は激辛タイプですが、マンゴーの甘さでちょうど良いピリ辛になっています。これも、病みつきになりそうです。 上の写真の右は、同じコーナーで見つけた、タラベラ焼き風のジョッキとテキ

カオスの会議

  昨日こんな夕陽を見ながら帰宅したら、トランプ大統領とバイデン前副大統領の初回のテレビ討論会をやっていました。多分ほとんどの国で注目されたのかと思いますが、史上初のカオス状態だったと、日本でも中南米でも報道されています。 最近米国では米国民全体が、あちこちでデモが起こったりカオス状態になっているようなので、それを反映しているのではないでしょうか。   全部は見ていませんが、トランプ大統領 vs バイデン前副大統領の 討論会では、お互いに相手の言葉をさえぎって、ひどい場合は二人が同時にしゃべっている場面 が何度も ありましたが、これはこちらでは日常茶飯事です。人の話をさえぎる、というのは日本では失礼にあたりますが、こちらではそうでもしないとなかなか人の話の輪に入れません。会社の会議でも、人の話を聞かずに皆が一斉にしゃべる場面が出てくるのは普通で、慣れない日本人は会議が白熱していると感じるようですが、必ずしもそうではありません。 テレビの討論番組でもこうした場面がよく見られますが、テレビであれば皆が一斉にしゃべりだしても、カメラマンが誰かにカメラを向けると自然とその人だけがしゃべるように落ち着きますし、視覚的に何が起こっているのか理解できます。が、車を運転しながらよく聞くラジオ番組でこれをやられると、もう何が何だかわかりません。   海外で初めて勤めたスペインの会社では、社内通訳をしていたのですが、会議でスペイン人が一斉にしゃべりだす場面がしょっちゅうありました。誰が言っていることを会議に参加している日本人に訳せば良いのかわからず、必然的に私が、「ちょっとすみません、順番にしゃべってくれませんか。はい、あなたから。」と、会議の進行役まで務める羽目になっていました。   こちらの人は、なぜ人の話を最後まで聞かないのでしょうか。 私はこちらの人に日本語を少し教えるとき、まず最初に、日本語は動詞(結論)が最後にきて、しかも否定文なのか肯定文かを判定する、英語の NO にあたる単語も一番最後にくるから、人の話は最後まで聞かないと意味がわからなくなるわよ、と言っておきます。そもそも文法構成が違うのですね。 英語もスペイン語も、動詞は文の最初の方に来ますから、都度結論を先に言って、説明部分を最後にもってきます。日本語の場合は、先に説明が来て後に

サボテンを食す

  メキシコではサボテンは食用で、スーパーではこんな風に、トゲトゲを削り取ったサボテンの葉っぱが売られています。 こういう大きな葉は、バーベキューをする時に肉の付け合わせとして一緒に炭火で焼いて食べますが、普通は下の写真のように小さく切って、サラダにして食べます。そのままでは食べません。茹でて食べます。 最初サボテンはどうしても食べる気がしなかったのですが、会社でバーベキューパーティーをした時に、肉と一緒に炭火で焼いたものを食べてみて意外に美味しかったので、時々買って食べるようになりました。なんといっても食材は、冷凍コンテナに詰められて港で燻蒸処理される輸入食材ではなく、なるべく地元で採れるものを食するのが健康には良いと思っているので、これまでもずっとなるべく、その国で採れるその国の人たちが食べているものを食べるよう心がけています。 このサボテンは、「味」というのはあまりないのですが、ネバネバというかヌルヌルして糸をひきます。納豆やオクラが好きな人は、美味しいと思うかもしれません。サラダだったら、こんな風にトマトと玉ねぎと和えてて、サラダにします。 サラダ以外だったら、一番上の写真のように、豆のクリームスープに入れるくらいでしょうか。 オクラみたいなので、かつお節をかけて辛子と醤油で和えたら日本酒のおつまみになるかも、といつも思いながら食べているのですが、こちらではかつお節は手に入らないので、試したことはありません。 この種のサボテンは、ちょっと郊外にでると国道脇に沢山生えています。今住んでいる家の裏庭にも、塀の向こうにこんな感じで巨大なサボテンの木が何本か生えているのが見えます。 また近所の公園にも、こんな感じで無造作に生えています。 ただ食用のサボテンは、こんなサボテン畑で栽培されています。