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8月, 2020の投稿を表示しています

男の人って

先日、 中南米料理 について書いた中で、女性の困った習性について書きましたが、不公平なので男性の困った習性の一つについても書かせて頂きます。 私の周りだけなのかもしれませんが、近くのものが見えない男性が多いような気がします。メガネをかけたままメガネを探すように、何かを探している時、その探している何かが自分のすぐ近くにあるのに、見えていないことが多いのです。そこにあるでしょ、と指差しても、そこってどこだと、まだ気がつかない場合もあります。これは、目の前の作物を採る収穫作業ではなく、遠くの獲物を見つけるという狩猟における、オスの習性なのでしょうか。 日本でも海外でもどこでも同じなのでそんな気がしますが、これが昂じると、身近の美女が見えずに、遠くの美女ばかり見えてしまう、ということにもなってしまうようです。   ところで男性のマザコンは、ラテンでは全然恥ずかしいことではありません。 お母さんの誕生日を忘れるなどは大人の男性として恥ですし、仕事中にかかってくるお母さんの電話も、しっかり対応します。アメリカ映画などでもよくそういうシーンがありますし、イタリアのマフィアの親分が、「やっぱりマミーの作るパスタが最高」と、恥ずかしげもなく公言するのと同じですね。 確かにうちの息子も、日本だったら中学生以上になるともうお母さんと買い物なんて恥ずかしくて行ってくれないでしょうが、高校生になった今でも、一緒に買い物に行って重いものを持ってくれますし、そういうカップル(母と息子)は沢山見かけます。そういう時に学校の同級生とばったり出会っても、向こうもお母さんと一緒だったりして、違和感はありません。お父さんと娘(だと思いますが)のカップルも、よく見かけます。 私は自分に男の子が生まれた時、こちらの女性の友人たちから、男の子で良かったねと言われました。男の子の方が、お母さんを大事にするからだそうです。   そんなに感じだと、嫁と姑の関係は大変かと思うと全くそうではなく、西洋は一般的に婿と姑の関係の方が悪いですが、これもアメリカ映画などでも良くみられるのではないでしょうか。男の人は殆どが奥さんのお母さんを嫌っていて、信号待ちの車に、本物そっくりのネズミのおもちゃを、「お姑さんにどうぞ~」と叫びながら売り歩く物売りを見かけることもあります。男の人がお姑さんを嫌う

メスカル入りチポトレソース

  やはり土曜は、お買い物ブログにしましょう。 先週マヤ産の プロポリス を見つけたコーナーをもう一度よく見てみたら、同じブランドのハチミツもありました(写真右)。先週はプロポリスで興奮してしまって、気が付かなかったようです。早速1瓶カートに入れて、プロポリスも、なくなってしまわないようにもう 2 つ買っておきました。このブランドは恐らく大量生産していないと思うので、いずれ消えてしまうのは必至と思われます。 そして今日は野菜・果物売り場の横のグルメコーナーに、メキシコ産のオーガニックコーヒーやカカオと一緒に、「メスカル・オレンジ入りチポトレソース」(写真左)というのがあって、これも買わねば、と思って買いました。チポトレソースは、サンドウィッチのサブウェイでも人気の、メキシコの唐辛子ベースのピリ辛のスパイシーソースです。メスカルは、テキーラと同じく、リュウゼツランで作るメキシコ特産蒸留酒なので、これはもう完璧なメキシカンですね。辛さの度合いは 3 段階のうち「 2 」と表示されています。家に帰ってすぐに蓋をあけてちょっと舐めてみたら、ピリッと辛いものの少し甘くて、病みつきになりそうです。来週もあるかどうかわからないので、もうひと瓶買っておけばよかったかもと、ちょっと後悔しています。   それからパーソナルケア商品のコーナーの歯磨き粉の棚で、コルゲートのシトラス・ユーカリ入り歯磨きを見つけて、二つ買いました。   表側はスペイン語ですが裏側はポルトガル語になっているので、てっきりブラジル産なのかと思ったのですが、家に帰ってよく箱を見たら、なんと「中国産」でした。。。輸入元として、メキシコやブラジルだけでなく、アルゼンチン、チリ、パラグアイ、ウルグアイ、コロンビア、グアテマラなど、中南米の国が勢ぞろいで記載されているので、中南米全土に広まっているようです。改めて、中南米市場での中国パワーを感じました。中国ブランドではありませんが、メジャーなブランドは中国で生産しているので、どのブランドを買ってもよく見るとほとんどが Made in Chinaです。   それからレジの横の棚で、メキシコ料理の本も見つけて買いました。 このライムスープは、簡単に作れそうです。 この、マンゴー入りワカモレなんかも、美味しくできそうです。 これはエンチーラダですが、ちょっと上級者向けかもしれませ

夢の世界

上の絵は、エクアドルの友人からもらった戴き物で、その後ずっとチリからコロンビア、メキシコまで、一緒に持ってきたものです。エクアドルのエンダラ・クロー (1936–1996 年 ) という、 20 世紀のラテンアメリカの潮流だった、日常と非日常が融合した世界を描く「魔術的リアリズム」を代表する画家の、作品です。 日本では殆ど知られていないと思いますが、国際的な賞も数多く受賞しており、ヨーロッパではアンデスの侯爵とも呼ばれたそうです。 エクアドルに行くとこんな絵が沢山お土産物用に売られていて、私はこの戴き物以外にも自分で下の絵を買いました。      「鐘の雨」というこんな絵も有名です。 ちょっとシュールレアリズムのサルバドール・ダリの絵にも似ていますが、ダリの絵よりも童話っぽい感じで、好きな画家のひとりです。よく出てくるモチーフは、銀河鉄道のような空を飛ぶ電車と、空から降るリンゴ、高地なので山のお天気のキト市でよく出る霧、インディオの村などで、なんだか夢に出てきそうな風景です。 よく見ると、屋根の瓦が一枚一枚丁寧に違う色で塗られていて、かなり手が こんでいますが、画家のエンダラにはアシスタントが沢山いて、屋根はアシスタントが塗っていたと、エクアドルで絵に詳しい友人に聞きました。そしてこのアシスタントたちはエンダラの絵の複写版を作って売り始めたとのことで、街中で売られている絵は、このアシスタントたちが作った複写版のようです。更には、エンダラ自身の絵ではなく、エンダラ風の絵を真似て描くアシスタントも出てきたようです。一番上の写真の戴き物は、よく見ると右下にエンダラではないサインが入っているので、エンダラのオリジナルではないのではないでしょうか。でも、一見完璧なエンダラ風ですし、エンダラ本人の絵よりも好きな人もいるかもしれません。 私が自分で買った上から 2 番目の絵にはサインが入っていないので、エンダラ本人の絵の複写なのか、弟子のオリジナルなのかは分かりません。 3 番めの絵は、ネットで拾ったエンダラのオリジナルです。   私は大学でラテン文学を専攻したのですが、教授はラテン文学をシュールレアリズム文学として扱っていました。読むからにそんな感じなので何の疑いもなかったのですが、南米に住み始めて、日本人の常識では考えられないようなことに遭遇することが

風の音

  メキシコは全体的にそうなのかもしれませんが、私の住んでいる街は風が強い時があって、特に夜などゴーっと鳴り、翌朝、外に置いてあるゴミ箱の蓋が遠くに飛んでいたり、ゴミ収集車が来た日だと、ご近所さんたちのゴミ箱があちこちにゴロゴロ転がっていて、それを避けながら車を運転する必要があることもあります。 私は iPhone の天気アプリをよく使っていて、今自分が住んでいるところだけでなく、日本も含めて今まで自分が住んで知り合いがいる国の都市も追加して一覧にして、わぁ暑そうとか寒そうとか、雨が降っているんだとか、住んでいた頃に想いを馳せたりしています。そういう都市は北半球にも南半球にもあるので、今だったら、メキシコはまだ暑いけれどチリは今一番寒くて雨が多いので、そういえばこの時期雨の中を運転していたこととか、小雨の中で公園を散歩した時の湿った空気の匂いなどを、想い出しています。   今住んでいるメキシコの街では、風の強い日は、ごーっという風の音が家の中でも聞こえます。そしてお天気アプリでは、風の強い時はちゃんと、こんなシンボルマークが表示されています。 それまで「風の音」というのは、風でざわめく木や電線などの音、という認識でいたのですが、それもありますが本来は空気が鳴る音なのですね。例えば荒野の何もないところでも、強い風が吹けば音がするわけで、縄跳びをするとびゅんびゅん音がするのと同じです。風の音というのは空気が鳴る音なのだと気が付いてからは、まるで荒野の中にいるような感覚に陥ってしまい、風が生き物に思えて、イソップ物語の「北風と太陽」を思い浮かべたりしています。   ところで私が住んでいたチリ南部は、それまで住んでいた赤道に近いエクアドルやコロンビアの、ざーっと降って比較的にすぐ止んでしまう雨と違って、雨季には何日も雨が降り続くと、チリに住む前からチリ人の友人から聞いていました。雨季は 5 月くらいから 9 月くらいまでの寒い時期にあたりますが、チリに引っ越した時一番最初に買ったのは、それまで使ったことがなかった衣料乾燥機でした。 チリに行ってから地元のチリ人に、「この辺は、雨季には雨が何日も降り続けるって聞いたけど、本当?」と聞くと、「何日もじゃないわよ。何週間も続くのよ」と言われていました。そんな雨の日はみんな何してるの?と聞くと、雨でも公園に出て散歩するとの事。実際に

インテリアの基本

  以前 料理のきほん について書きましたが、今日は私が思うインテリアの基本についてです。   私は建築とかインテリアデザインが好きで、こちらで売っている写真がきれいなインテリア雑誌(殆どがスペインのもの)をよく買って眺めていて、 100 冊以上貯まっていました。 しばらくコレクション的に引っ越しの度に持って行き、またこの雑誌自体もインテリアアイテムとして使っていたのですが、コロンビアからメキシコに引っ越した時に捨ててしまいました。もうたっぷり目の肥やしにさせてもらったし、頭に入っているからいいかなと思って。 私が思うインテリアの基本は二つあって、一つは色をそろえることです。 私の場合は、青と黄色が好きなので、この色や組み合わせをテーマカラーにするようにしています。 上の写真は今住んでいるうちの玄関先にあるのですが、この青い瓶はもうずいぶん昔にエクアドルで買い集めたものです。インテリア雑誌は捨てましたが、この瓶はスーツケースに入れて持ってきました。 手前に置いてある花は造花ですが、こうして黄色でアクセントをつけると、それだけで私の好きな空間になります。 最近は布のカーテンではなく、すっきりロールスクリーンを使う方が普通になってきて、布のカーテンはむしろ古くさい感じがしてきましたが、布製を使っていた時はいつも青と黄色でまとめていました。 またちょっとした飾り物なども、下の写真のような感じのものにいつも目が魅かれて買っていましたし、青いガラスの果物鉢に黄色いレモンを盛ってテーブルに飾ったりもしています。   部屋がごちゃごちゃしてまとまりがなく見えるのは、その時々でお店で「あ、素敵」とか「わぁ、可愛い」と思って買ってしまうものに一貫性がなくて、そういうもので部屋が重くなってしまうからのようです。インテリア雑誌をみると、部屋がすっきりしていますが、モノが沢山置いていないだけでなくて、色使いが統一されているからなのですね。 また色だけでなくて、収納などは、同じ入れ物や容器を沢山使うのもコツだと思います。 例えば台所で、色んな種類の色んな形のタッパーがごちゃごちゃ積み上げられてていて、戸棚のドアを開けるとがらがらっと落ちてきて、もうウンザリといった顔の奥さんに、こんなタッパーならお悩み解決!という感じの、米国のテレフォンショッピングがありました。 タッパー自体は別に何の変哲も

蜥蜴

以前 低空飛行 のところで、庭にマットレスを敷いて寝転がって日向ぼっこをするのが好きと書きましたが、この時期はちょっと怖くてできません。 家の庭にはトカゲがいるので、うっかり寝てしまったら、体の上にチョロチョロ乗ってくるのではという恐れがあるからです。 私が住んでいる地域は、一番暑い夏は4~5月で、6月になって雨が降り始めると涼しくなり、8月の今はもう朝晩少し寒い程なのですが、春先にあたる2月くらいにちっちゃな赤ちゃんトカゲがチョロチョロ庭を駆け回ります。 一見可愛い感じですが、私は、それが秋口になると黒々と太って大きくなるのを知っています。 庭に、バーベキューをする時に使う蛇口のついたシンクがあって、その下に鉄の扉の収納スペースがあるのですが、引っ越してきたばかりの夏にこの扉を開けてみたら、中に黒々とした大きなトカゲが横たわっていました。 ギョッとして、死んでいるのか生きているのか確かめもせずに慌てて扉を閉め、それっきり開かずの扉です。 自分で開ける勇気がないので、もう殆ど1年たった今年の夏の日、息子にその扉を開けてもらいました。「ずいぶん前にオオトカゲがいて扉を閉めたから、中で干からびて死んでるかもしれないからねっ」と警告したのですが、中は何もなくて空っぽだったようです。 干からびて蒸発したのでしょうか。自力で重い鉄の扉を開けて出て行ったのでしょうか。考えるのも怖いので考えないようにしていますが、秋になって、黒いオオトカゲが木にへばりついているのを、時々みかけました。 私が遠くから凝視すると動かないでじっとして、ちょっと目を離すと、さっとどこかに行ってしまいます。私が凝視していることが、見えているのですね。 上の写真はスーパーの台所用品売り場で見つけて、カラフルでメキシコらしいので買った「準お気に入り」のフルーツ皿なのですが、こういうモチーフがあるということは、メキシコはやはりトカゲが多いようです。 今の時期は、少し大きくなったトカゲが、下の写真の塀代わりになっている石壁をチョロチョロ走っているので、このスキマに住んでいるのではないでしょうか。

映画音楽

この曲、ご存知でしょうか? テレビの音楽チャンネルを BGM 代わりにつけっぱなしにしていた頃(今はデジタル音楽配信サービス Spotify か Youtube の BGM チャンネルを、 Bluetooth スピーカーに接続)、この曲が流れて、慌てて画面にでる曲名を見に行きました。 どこかで聞いた記憶があり、たぶん何かの映画だったと思ったのですが、どうしても思い出せません。 画面に出ていた曲名を大急ぎでメモってネットで探したら、ロマンス系の映画だと思ったのですが、全然違いました。   ちょっと(かなり)古い映画ですが、そういえば最後の方のクライマックスのシーンでかかっていた曲です。 映画の全てが、このシーンに向かって流れていたことを思わせるような強烈なシーンで、監督と演技者の才能をまざまざと見せつけられたような気がしましたが、忘れられないインパクトのあるシーンだったので、音楽も記憶に刻まれていたようです。   「ちょっと、勿体つけないで教えてよ」、と言われそうですが、一番下に書いておきます。   映画は好きですが、ハリウッドものではなく、お金をあまりかけていないヨーロッパやアルゼンチンの映画が好きです。飛行機でも、周りを見ると皆大抵、特に男性はアクションものを観ているようですが、私は敢えてマイナーそうなアメリカ以外の映画を探して観るようにしています。アメリカ製だったら、何も考えずに笑って観れるコメディーものですね。 マイナーな映画は映画館ではなかなか見れないし、そういう映画は別に映画館のような大画面の大音響で見なくても良いので、テレビでネットフリックスで探すか、スマホの小さい画面で、 Youtube で探して観たりしています。   ヨーロッパや南米の映画は重い映画が多いのですが、上の音楽の映画のようにへたしたら後々まで引きずってしまわないように、なるべくコメディー風のものか、爽やかそうなもの、悲しくならないものを選ぶようにしています。 そんな中では、フランスのコメディーもので、時々良い映画にあたります。アルゼンチン映画はもう殆ど見尽くした感じなのですが、最近はアルゼンチンのお隣のウルグアイ映画も、掘り出し物にあたったような逸品があるのが分かりました。 ウルグアイはアルゼンチンが華やかなのに対して、お隣の田

今日の収穫と、ラテンの帽子イロイロ

なんだか毎週土曜はお買い物日記になってしまいそうですが、今日はいつものスーパーの、オーガニック系や今はやりのスーパーフード系の商品が売っているコーナーで、上の写真のマヤ産のプロポリスを見つけました。 マヤ文明が栄えたユカタン半島では観光地カンクンが有名ですが、そこから車で 1 時間程南に行ったところに、リビエラ・マヤという最近話題のリゾート地があります。偉そうに書いてまだ私は行ったことがないのですが、ラベルを見ると、そこで瓶詰しているようです。 米国やヨーロッパの観光客向けなのか、品よくいかにも効きそうなパッケージで、純度 100 %プロポリス、となっています。そんなに純度 100 %を強調されると、私がいつも自然食品店で買っているプロポリス(写真右)は純度が低いのかと不安になってしまいますが、値段はいつものに比べると 3 倍くらいでした。毎日飲むのはちょっと高いので、時々買ってみようかなと思っています。 先週書いた ハロウィーン のコーナーは、今日はさらに拡大されていて、キャンデーのコーナーには上の写真のようにメキシカンハットが置いてあって、だんだんメキシコらしくなってきました。メキシコで、本当にこういうのをかぶって農作業とかしている地方があるのかよくわかりませんが、下のような帽子をかぶっている人は多いです。 これはお土産物用のキーホルダーですが、フェルト製の本物はこんな感じ↓↓↓で、高級品となります。実際に使うことはないと思いますが、これは絶対に買わねばと思って買いました。 ちなみにコロンビアの帽子といえば、コーヒー産地で使われるコレです↓↓↓。これは、空港のお土産物屋さんでかった安物です。 エクアドルは、なんといってもこのパナマ帽です↓↓↓。パナマ帽は、パナマではなくエクアドルが原産で、手作りのかなり高級品もあり、お金持ちや政治家などがよく使っています。ヤシの一種の葉っぱの細い繊維を織っていくもので、一つ作るのに何か月もかかります。これは頂き物です。 エクアドルのアンデス山脈のインディオ系の人たちは、つばのない帽子をかぶっていますが、これは、赤道直下なので陽が一日中真上から差す為です。行くと分かりますが、お天気が良い日は頭のてっぺんが、かなりじりじりします。なので、頭の上だけでもカバーする帽子は必須です。 エクアドルに住んで

怪しいリンゴと青ざめたご飯

  私はうちの息子には小さな頃からずっと殆ど毎日、夜にリンゴを食べさせています。昔から、 1 日 1 個のりんごは医者いらず、と言われているらしいですが、確かに殆ど病気をしないので、効果はあるのではないでしょうか。 ちなみに私はリンゴではなく、こちらでは安い プロポリス を毎日もう 20 年以上のみ続けて、健康を維持しています。   リンゴはメキシコでは北部のチワワ州が主な産地のようですが、アメリカなどからの輸入品もあります。先週末に、いつもより赤いリンゴを買ってみたのですが、切ってみたら上の写真のように中の身が赤く染まっていました。 リンゴには、「虹の夢」、「炎舞」、「ムーンルージュ」、「冬彩華」とか素敵な名前の赤果肉品種があるようで、赤色はポリフェノールの一種のアントシアニンの為なんだそうですが、このリンゴは果肉全体が赤ではないので、ちょっと違うような気がします。 これって、赤く見せる為の赤い着色料が中に染み込んだんじゃないかと、いっぺんに疑心暗鬼になってしまいました。白雪姫ではないので 毒ではないでしょうが、今後はいつも通り、見た目そんなに赤くないリンゴを買おうと思っています。   ところで当地のお米は日本のお米とは品種が違うので、水で炊いただけでは不味くて、油でニンニクと一緒に炒めてから、玉ねぎと一緒に塩を入れて炊いたりするのが普通です。 チリで雇っていたお手伝いさんのおばさんには、平日はご飯も作ってもらっていたのですが、彼女は、日本では愛されている真っ白いご飯は「青ざめている」という表現をして嫌がり、青ざめないように何かしら入れて少し色をつけていました。 確かにそうでもしないとこちらのお米はまずいのですが、先に油で炒めてから、ローズマリーの葉っぱを少し入れて炊いたり、赤ピーマンの切れ端を入れたりして、それはそれでとても美味しかったのを覚えています。 ただ、料理が面倒な時は、人が作ったものだったらゆで卵でも美味しいので、そのせいかもしれません。

ドライビング・メイクアップ

昨日、 大雨 が降ると、排水インフラが出来ていないせいか街中洪水状態になると書きましたが、道路事情について昔書いたもののリメイクです。   メキシコの今住んでいる地方都市に住み始めてまず驚いたのが、市内の道路に穴ボコがないことでした。 メキシコの前に住んでいたコロンビアの首都の ボゴタでは、市外の道路は整備されていますが、市内は穴ボコだらけです。 ボゴタは、オフィス地区と居住地区がごちゃごちゃ混ざっているのですが、高級住宅地域の道路も穴ボコだらけで整備しません。これは、へたに整備すると通勤の車が皆その道を通るようになり、騒音がひどくなるからなので、敢えてそのままにしてもらっていると聞いたことがあります。 市内の道路は、明らかに昔の田舎道を単にアスファルトで固めただけなので、穴を定期的に埋める作業はしていますが、雨が降ったりするとまた同じところに穴が出来ています。 車通勤で慣れてくると、穴のある位置を把握して、穴のある場所はあらかじめその車線に入らないようにしていましたが、 雨が降ると穴に水がたまって、一見穴とはわからず、知らない車がもろに穴の上を踏んでガックンとなるのを、よく見ました。   ボゴタは渋滞がひどいので、通勤途中にゆっくり口紅をぬれるくらい待たされるマイ信号があったのですが、ふと隣の車をみると、運転席でお姉さんがマスカラをぬっていたりします。マスカラをぬるのはちょっと技術が要るので、このお姉さんは、ドライビング・メイクアップ(造語)にももう年季が入っているのではないでしょうか。朝の通勤の信号待ちで、運転席でお化粧をする、時間管理に長けた女性をよく見かけますが、運転席でお化粧するのは、助手席や後部座席でお化粧するよりもずっと安全です。 助手席などで口紅をぬっていると、思いがけないところで穴にはまってガックンと揺れたり、急ブレーキをふまれたりして、ピカソの絵になってしまいますから。

大雨

今日は珍しく、夕方の帰宅時間に雨が降りました。 メキシコは地方によって気候が違うので一概に言えませんが、私が住んでいる地方は、普通は雨は夜に降ります。なので、車での移動が多いせいもありますが、傘を使うことは殆どありません。 また私がこれまでに住んだエクアドルやコロンビアなど南米大陸の北の方の赤道に近い国だと、雨がしとしと降り続けることはあまりなく、降るならザーッとした大雨で、短時間で終わってしまいます。アンデス山脈の高地だと、山の気候で、大雨が降って雷がゴロゴロなっていても、 100m 先は青空が出ていたりすることもあります。 そのせいでしょうか、大雨でも通りで傘をさすひとはあまりなく、軒先でちょっと待つか、大雨の中を平気で歩いたりしている人もいます。そもそもこちらでは、「傘屋さん」はありません。大型店でも、色々な傘を売るコーナーもなく、傘を買うとしたら、雨が降るとどこからもなく通りに湧き出てくる「傘売り」からビニール傘を買うか、有名ブランドのブティックのレジのところに並べてある、ちょっとお洒落な折り畳み傘を買うしかないです。 またコロンビアでは傘は、雨傘ではなく、(日陰を作る)日傘という意味の言葉を使います。   ちなみにエクアドルの首都キト市は、標高 2800m の高地にあるので、雲も低くて地面に近く、雷が始まると道路を稲妻が走るんですよ、と日本から出張に来ていた人に言ったら、「え~、本当ですか?すごいなぁ」と言われたことがありますが、そんなことはありません。ウソですので念の為。   こちらは都市部の排水インフラが出来ていないせいか、ちょっと雨が降ると、街中洪水状態になります。そして渋滞が始まります。 上の写真はさっき帰宅途中に撮ったのですが、日本の台風に比べれば全然大したことないものの、こんな感じがあちこちにあり、もっとひどい場所だと泳ぐように運転する必要があります。この程度でも、隣の車線の車がスピードを出して突っ走ってきて、ざぶんっと車の頭から水をかぶることがあり、一瞬視界が消えて、かなり危ないです。   家での大雨の弊害は、今家のお隣さんは、コロナ疎開で市外の別宅に行ってしまって留守宅になっているのですが、夜になって雷が鳴り始めるときまって、家に設置している防犯アラームが鳴りだすことです。これが1ブロック以上にわ