昨日、大雨が降ると、排水インフラが出来ていないせいか街中洪水状態になると書きましたが、道路事情について昔書いたもののリメイクです。
メキシコの今住んでいる地方都市に住み始めてまず驚いたのが、市内の道路に穴ボコがないことでした。メキシコの前に住んでいたコロンビアの首都のボゴタでは、市外の道路は整備されていますが、市内は穴ボコだらけです。
ボゴタは、オフィス地区と居住地区がごちゃごちゃ混ざっているのですが、高級住宅地域の道路も穴ボコだらけで整備しません。これは、へたに整備すると通勤の車が皆その道を通るようになり、騒音がひどくなるからなので、敢えてそのままにしてもらっていると聞いたことがあります。
市内の道路は、明らかに昔の田舎道を単にアスファルトで固めただけなので、穴を定期的に埋める作業はしていますが、雨が降ったりするとまた同じところに穴が出来ています。
車通勤で慣れてくると、穴のある位置を把握して、穴のある場所はあらかじめその車線に入らないようにしていましたが、雨が降ると穴に水がたまって、一見穴とはわからず、知らない車がもろに穴の上を踏んでガックンとなるのを、よく見ました。
ボゴタは渋滞がひどいので、通勤途中にゆっくり口紅をぬれるくらい待たされるマイ信号があったのですが、ふと隣の車をみると、運転席でお姉さんがマスカラをぬっていたりします。マスカラをぬるのはちょっと技術が要るので、このお姉さんは、ドライビング・メイクアップ(造語)にももう年季が入っているのではないでしょうか。朝の通勤の信号待ちで、運転席でお化粧をする、時間管理に長けた女性をよく見かけますが、運転席でお化粧するのは、助手席や後部座席でお化粧するよりもずっと安全です。
助手席などで口紅をぬっていると、思いがけないところで穴にはまってガックンと揺れたり、急ブレーキをふまれたりして、ピカソの絵になってしまいますから。
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