今日は珍しく、夕方の帰宅時間に雨が降りました。
メキシコは地方によって気候が違うので一概に言えませんが、私が住んでいる地方は、普通は雨は夜に降ります。なので、車での移動が多いせいもありますが、傘を使うことは殆どありません。
また私がこれまでに住んだエクアドルやコロンビアなど南米大陸の北の方の赤道に近い国だと、雨がしとしと降り続けることはあまりなく、降るならザーッとした大雨で、短時間で終わってしまいます。アンデス山脈の高地だと、山の気候で、大雨が降って雷がゴロゴロなっていても、100m先は青空が出ていたりすることもあります。
そのせいでしょうか、大雨でも通りで傘をさすひとはあまりなく、軒先でちょっと待つか、大雨の中を平気で歩いたりしている人もいます。そもそもこちらでは、「傘屋さん」はありません。大型店でも、色々な傘を売るコーナーもなく、傘を買うとしたら、雨が降るとどこからもなく通りに湧き出てくる「傘売り」からビニール傘を買うか、有名ブランドのブティックのレジのところに並べてある、ちょっとお洒落な折り畳み傘を買うしかないです。
またコロンビアでは傘は、雨傘ではなく、(日陰を作る)日傘という意味の言葉を使います。
ちなみにエクアドルの首都キト市は、標高2800mの高地にあるので、雲も低くて地面に近く、雷が始まると道路を稲妻が走るんですよ、と日本から出張に来ていた人に言ったら、「え~、本当ですか?すごいなぁ」と言われたことがありますが、そんなことはありません。ウソですので念の為。
こちらは都市部の排水インフラが出来ていないせいか、ちょっと雨が降ると、街中洪水状態になります。そして渋滞が始まります。
上の写真はさっき帰宅途中に撮ったのですが、日本の台風に比べれば全然大したことないものの、こんな感じがあちこちにあり、もっとひどい場所だと泳ぐように運転する必要があります。この程度でも、隣の車線の車がスピードを出して突っ走ってきて、ざぶんっと車の頭から水をかぶることがあり、一瞬視界が消えて、かなり危ないです。
家での大雨の弊害は、今家のお隣さんは、コロナ疎開で市外の別宅に行ってしまって留守宅になっているのですが、夜になって雷が鳴り始めるときまって、家に設置している防犯アラームが鳴りだすことです。これが1ブロック以上にわたって鳴り響く大きな音で、なんとかしてよと思うのですが、留守なのでスイッチをオフにする人がいません。
近所の誰かが、住宅地の守衛さんを呼んだらしくオートバイで警備員が来たこともありましたが、留守宅に入れるわけではないので、腕を組んでビービー鳴る家を眺めるばかりです。
結局、勝手に止まってくれるのを待つしかないのですが、延々1時間くらい鳴り続けないと止まりません。最初にこれがあったのは、ちょうど私の寝入りばなの時間で、大迷惑でした。
その後雷は寝る時間よりも早い時間に鳴るようになったので、またかと思って我慢していたのですが、あまりに何度も1時間近く鳴り続けていたせいでしょうか、昨晩は、ビービーッではなくて、ピヨヨ~ン、ピヨヨ~ンと、元気がない音になって、30分くらいで止まってしまいました。しめしめ、です。
その他、メキシコの家は大抵、天窓というか明り取りが天井についていているので、大雨が降ると、アクリル製なのだと思いますが、すごく大きな音が家じゅうに響きます。でも、満月の夜などは、この明り取りで電気を点けなくても用を足せるくらい明るく照らされますし、家の中から星も見えます。
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