ハロウィーンは10月31日ですが、11月1日と2日は、2008年にユネスコの文化遺産にも指定された、メキシコの死者の日です。
メキシコでは、この日にこの世に戻ってくる亡くなった人たちをお迎えする為に、亡くなった人が好きだったものなどをカラフルにお供えし、一晩中ロウソクを灯して、歌や踊りで家族や友人たちと陽気に過ごします。全国的な行事ですが、特にミチョアカン州が有名で、いろいろな村で行われる行事や飾りを見て回るツアーもあって、たくさんの観光客が集まります。これは私もメキシコに住んでいるうちに一度行きたい場所のリストに入っているのですが、今年はまだ人が沢山集まるところは止めておいた方が良さそうですね。
ミチョアカンの民芸品市場では、死者の日の典型的な、こんなアイテムが売られます。
尚これはもともとキリスト教文化ではなく、インディオ系の先住民の文化ですが、メキシコ人は皆インディオ系ではないので、国の祭日にはなりません。政教分離でしょうか。でもキリスト教のクリスマスは国の祭日なので、この辺は、征服者と非征服民族の掟が守られているのでしょうか。
ただ死者の日は、国の祭日でなくても飲んで騒いで欠勤する労働者が多いので、休みにする会社は多く、銀行も休みです。
上の写真は、昨日スーパーに飾ってあったお供えものコーナーです。下の方にあるのはマリーゴールドで、死者を呼んでくれる花と信じられていて、この時期になると街中で売られ始めます。日本のお彼岸の菊みたいな感じでしょうか。
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