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旅する猫

上の写真は、私がコロンビアで飼っていた猫です。Nekoという名前をつけていたのですが、血はつながっていないので親ばかにはなりませんから自慢すると、とても可愛くて利発なネコちゃんでした。

 

人は、犬タイプと猫タイプという分け方もできるのではないでしょうか。犬が好きか猫が好きか、ではなく、性格が犬的か猫的か、という分け方です。その意味では、私は猫タイプだと思います。猫は薄情だとか言われても、それでも私は猫の気持ちが良く分かるというか、共感できるものがあります。猫を見ていて、なぜ急にそっちの方に行ってしまうのかとか、なぜそんなところで寝転がっているのかとか、日なたで気持ちよさそうに寝ている時の気持ちとか、なぜ玩具でムキになるのかとか、何となく分かるのですね。

今は犬を飼っていますが、犬も可愛いとは思うものの、やはり共感には至りません。なので飼うのも、本当はやっぱり猫の方がいいなぁと思っています。猫だったら、いちいち散歩に連れて行かなくてもよいし、教えなくても生まれた時からトイレはちゃんと砂場でやってくれて、お掃除も楽です。私は散歩は好きですが、散歩に行くなら、自分の気が向いた時に独りでふらっと出た方が、気が楽です。

 

ただ私は住処をよく変えるので、その点では猫ではないかもしれません。猫は家につくといいますから、コロンビアからメキシコに引っ越した時、犬だったら飛行機にのせて一緒に連れて行ったでしょうが、猫を飛行機に乗せる勇気はありませんでした。家から獣医さんのところに連れて行く、ほんの10分程度の車の移動でさえ、嫌がってとても苦しそうにしていたので、家から空港、待ち時間、フライト、国内移動などの旅に耐えられるわけがありません。それを想像しただけで、私の方が苦しくなってしまいます。睡眠薬などで何時間か耐えられたとしても、ずっとトラウマになってしまいそうです。

コロンビアでは、市内で猫と一緒に引越をしたことがありますが、自分の家具や調度類を全部一緒にもっていったので、場所は変わっても家の内装は殆ど変わらず、問題はありませんでした。が、今回はコロンビアで使っていた家具を全部売って、新たに家具や調度品も買い直したので、距離が遠い上に、全く別の家に行くも同然です。

それで泣く泣く、家族のようにお世話になったお手伝いさんの、猫好きの親戚の家に引き取ってもらいました。時々写真を送ってくれるのですが、別の家ではあるものの、私の時よりも甘やかされて幸せそうなので、安心しています。

 

私は住処や住む国はよく替えてきましたが、基本的には家にいるのが好きなので、その意味でも猫系だと思います。人生そのものが旅のような生活なので、住んでいる国とは別の国に海外旅行もしてきましたが、特に旅行が好きでよく行く、というわけでもありません。それよりも、居心地の良い家になるように、インテリアに凝ったりしています。

なのでやっぱり私は、旅する猫なのかなぁ、とかも思っています。

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