スキップしてメイン コンテンツに移動

あなたの座右の銘は?


あなたの座右の銘は何ですか、と聞かれたときに、すぐに答えられるとカッコいいと思って考えてみましたが、私の座右の銘は上の写真の言葉です。

"Do what you love, love what you do."

訳は、「好きなことをしなさい。していることに愛情を注ぎなさい。」といったところでしょうか。金属製の文字で、上の写真のように壁に貼ってあるのですが、コロンビアのインテリアショップで見つけたお気に入りです。引っ越しの度に持ち歩いて壁に貼り付けていますが、両面テープで貼れるようになっているので、簡単にはがせて壁を汚さないのも、気に入っています。

 

別に有名人でもないし、もう面接とかすることもないので、実際は座右の銘は何ですかなんて聞かれることはないですし、座右の銘って、それを持っている人でも、常日頃から意識している人はあまりいないかもしれません。座右の銘なんていうと何だか大層なことのようですが、要は「何かあった時は、こう思うことにしている」というものでしょうか。

また私にとっての座右の銘の上の言葉は、昔からそう思ってそういう風に生きるようにしてきた、というものではなく、歳を重ねて自分の人生を振り返って、結果的にこうだったなと思えるものです。特に前半ですね。本当に、自分の好きなように生きてきたんじゃないかと、今更ながらに思いますから。そして、好き勝手に生きてきた分、誰かを傷つけたり、悲しい思いをさせてきたかもしれません。

後半の「していることに愛情を注ぎなさい」ですが、与えられた仕事は、あまり好きでなかったリ、なんでこんな事とは思っても、いつか将来何かの役に立つはずだと信じてやってきました。そしてこれも今振り返ってみると、あの時あれをやっておいたから今の自分があるんじゃないかと、ちゃんとなんらかの形で将来につながってきているのに気づきます。

 

私は好き嫌いが激しいのですが、嫌なことは、しないようにしています。何かを我慢して嫌々やっていると、癌になりそうで嫌です。嫌いな人とも、無理に付き合おうとしないので、愛想の無い奴だと思われてきたかもしれません。なので、私に一番合わない職業は、水商売だと思います。ただ、私はお酒は飲めませんが、人の話を聞いたり人と話をしたりするのは好きなので、気の合うお客さんだけ来てくれるのであれば、楽しそうだなと思うのですが、世の中そんなに甘くありませんね。

あと、「してしまった後悔よりも、しなかった後悔の方がつらい」というのは、比較的常日頃から頭においています。何かしようかしまいか、言おうか言うまいか迷ったときは、ええい、と思って勇気を出してやったり言ったりするようにしています。なので、あの時ああしておけば良かったという苦い後悔は、少ない方かもしれません。ちょっと歯切れが悪いのは、そういう後悔が少なからずあるからなんですけど。

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント

このブログの人気の投稿

メキシコ産クラフトビール

わりと最近まで世界のあちこちで、地元の手作りのクラフトビールがはやっていたように思いますが、メキシコもそれにもれません。メキシコのクラフトビール協会によると、 2010 年には 10 社しかなかったクラフトビール醸造所は 2017 年には大小合わせて 230 社と、約 16 倍にもなっています。メキシコは基本的に暑くて乾燥した気候なので、メキシコ産ビールは美味しそうなイメージもあって、輸出もされているようです。   私は酒豪に思われることがあるのですが、実はお酒は苦手です。笑い上戸や泣き上戸になったり、自分がしゃべったりやったことを翌日には忘れてしまうくらい酔っ払ってしまう前に、気持ちが悪くなって倒れてしまうことがあるので、怖くて飲めません。 これまでに 3 回、 1 回は大阪の電車の駅で、 1 回はエクアドルのイタリア料理レストランの出口で、 1 回はチリのシーフードレストランのテーブルで、気を失ってぶっ倒れてしまいました。飲むといつも倒れるわけではないのですが、自分よりも周りの人がびっくりしてしまうので、外ではほんの少しだけか、水かジュースしか飲まないようにしています。ほんの少し、というのは、ワインをグラスに 3 分の1程度、ビールもコップ一杯飲むか飲まないかです。 美味しい料理やチーズなどと一緒だとワインが美味しく、小洒落たレストランなどではワインと一緒でなければ味気がないとさえ思えることもあるのですが、そういうところへはワインが飲める人と行って、少しだけ分けてもらってチビチビ楽しみます。   南米のワイン産地はアルゼンチンとチリですが、本当に色々な種類があって、ボトルのデザインも素敵なものがあります。思わず持ち帰りたくなるようなデザインのラベルもあって、ワインボトルかラベルのコレクションをしたいと思ったこともあるのですが、自分一人では 180ml のミニボトルでさえ全部飲めずに、半分飲んで半分料理に使っているくらいなので、とても 1 本買えません。 が、昨年スーパーのレジのところにあったクラフトビール特集の雑誌を見て「これだ!」と思いました。ビールだったら、小瓶を買ってコレクションできるかもしれないと考えたからです。クラフトビールのラベルも醸造所のこだわりでオリジナルなものが多いので、ちょっと色々試しつつ集めてみ...

夜明けの不思議

「夜明け前」 のところで書きましたが、今勤めている会社は朝 7 時始まりなので、 5 時に目覚ましをかけて、 6 時のまだ暗いうちに家を出ます。 私はスマホを目覚まし時計代わりにしているので、枕元のナイトテーブルにおいているのですが、アラームをとめてまずチェックするのが、お天気アプリです。自分が今住んでいる街と、これまでに住んだ日本、スペイン、エクアドル、チリ、コロンビアの街の天気と気温が表示されるようにしているのですが、今寒いかどうかが一番気になるからです。今日の場合だと、私が住んでいる街の最高気温は 27 ℃、最低気温は 4 ℃となっていて、一番気温が低くなるのはまさに、私が起きて会社に行く時間です。気温が低い時は、冷えたバスルームにいきなり出て風邪をひかないように、ベッドからでてすぐガウンを羽織る必要があります。   このお天気アプリは、日の出の時間と日没時間も表示されるのですが、最近は日の出の時間が 7 時になっています。が、 6 時過ぎに家を出る時はまだ暗くて月も輝いて見えますが、会社に着く 6 時半ごろに近づくとだんだん夜が明けてくる感じです。こんな道を走っているのですが、前方が明るくなり始めています。 6 時 45 分くらいになるともう明るくなっている感じなのですが、この「日の出の時間」というのは、何をもって決めているんだろうと、ふと疑問に思いました。 地平線が見えるところでない限り、太陽はたいてい山や丘陵の向こうから出てくるのですが、完全に太陽の姿が見えるようになる時間が、日の出時間とみなされるのでしょうか。でもその前から太陽の光で明るくなってくるので、私の中では日の出はもう少し早い時間です。   冬の夜明けと言えば、夜明けよりもっと早い暗い時間に、列車の物悲しい汽笛の音が聞こえることがあります。気温が低くなると遠くの音が聞こえやすくなるかららしいのですが、線路はかなり離れたところのはずなのに聞こえることがあって、これを聞くとああ冬だなと思います。   一番上の写真は、コロンビアのビーチに行って朝早く起きて撮った朝陽です。やっぱり朝は、こんなトロピカルな朝がいいなぁ。

晴れ時々雨

私が住んだエクアドルとコロンビアでは、四季がありませんでした。同じ国内でも色々な気候があって、海岸地方に行くと海洋の影響を受けるせいか、四季はなくても雨季と乾季が比較的はっきりしていますが、内陸部・山岳地帯の首都付近はそれもあまりはっきりせず、一年中、日中の平均温度は 18 度前後です。といっても一日の中に四季があり、朝晩は吐く息が白くなることもあるほど冷え込むかと思えば、日中は半袖でも汗ばむこともあります。日中に雹が降って、通りが、雪が降ったように真っ白になることもあります。   CNN などの天気予報をみると、高地のキトやボゴタなどいつみても気温 18 度晴れ時々雨、となっていて、真面目にアップデートしている気配が全く見られないのですが、変わりやすいのが山の気候です。晴れていても急に真っ黒な雲が湧き出して雨がザーッと降りだすと思ったら、 100 m先はまだ晴れていたりしますし、その雨も数時間以上降り続くことは滅多にありません。キト市などは盆地度が大きいせいか、いきなり霧が発生して、それも 100 mも進めばすっかり晴れていることもあります。だから CNN が、毎日毎日晴れ時々雨、と表記するのは、あながち間違っていません。   こんな天気なので、天気予報を見て今日の天気を気にする人も、殆どいません。学校の行事などでも、「雨天中止」とか「雨天延期」という概念は存在せず、行事は決まった日に必ず予定通り行われるから楽です。日本で昔、運動会や遠足の日の朝、雨が降るのか降らないのかどうもはっきりしない天気だと、学校に問い合わせの電話をしたり、通学の生徒が制服を着ているか体操服を着ているかを、外を見て確かめたりした記憶がありますが、こちらではそんな心配は無用です。朝に雨が降っていても、 2 時間もすればあがってあとは一日中晴れるのが普通ですし、朝良い天気でも、日中雨になることもあります。ここで降っていてもあっちでは晴れ、ということもあります。また、雨になっても止むのは早いので、その間雨宿りをすれば、予定していた行事はたいてい行うことが出来ます。   雨が降っても 100 m先は降っていなかったりするので、傘を持っていても、多少の雨だったら、皆、さしません。私はちょっとでも濡れるのが嫌な猫系なので、少しでも降れば傘をさすし、止...